悠志郎に真の魔の手から救われた美月は、彼への想いが強くなっていくのに気付き始める。悠志郎と柚鈴の関係に嫉妬する美月は、遂に悠志郎に迫ってしまう…。その姿を偶然見た柚鈴はショックで家を飛び出てしまう。そんな折、双葉の友人が変死体で発見され…。
父の容態も良くなり、有馬家へと戻って来た悠志郎。柚鈴の笑顔と共に有馬家は再び穏やかな笑みに包まれた。そんな中、美月は、自身の体調の変化に不安を覚えながら、柚鈴への変わらぬ想いを抱く悠志郎に惹かれていった。激しく動く血の宿命の行方は…。
時は大正。父の言いつけで、帝都から有馬神社へ住み込みの奉公に来た悠志郎は、おてんばの美月、しっかり者の鈴香、そして極端な対人恐怖症の柚鈴という三人の美しい姉妹に出会う…。
規律、戒律の厳しい大奥の中で、得手勝手に振る舞う一人の女中・薊(あざみ)がいた。その態度に憤怒した嬉良は、女中を使い策を練り、薊が尖り(貼り型)ものが苦手であるという事を耳にした。そのこと利用し、薊を罠に陥れた嬉良と彼女に恨みを持つ女たちによって薊は阿鼻叫喚の罰を受けるのであった…。「ここはおれの守り場。大奥の掟、しかと肝に命じておけ」
時は元禄、江戸城内大奥にもう一人の「キラ コウズケノスケ」がいた。名を「嬉良 交好之助」、新参女中の世話役及び仕置番を生業とする。渦巻く女の情念を手練手管で巧みに利用し、大奥を舞台に跳梁跋扈する嬉良の好色一代日記。「ここはおれの守り場、おなごを‘待つの廊下’ってな。」------------------------------------------------------------------...